運行中の速度や状況を把握するために役立つタコグラフ。従来はアナログで記録を行っていましたが、近年デジタルタコグラフ(以下デジタコ)が急速に普及しています。デジタコは距離や速度を測る基本性能に加え、拡張機能や蓄積データを活用した業務効率化にも対応。この記事では、2025年最新のデジタコ機能や活用方法について詳しく解説します。
■デジタコの種類
デジタコは記録データの保存形式によって、主に以下の2種類に分けられます。
- SDカード型
データをSDカードに記録し、事務所のPCで出力・管理するタイプ。運行前にカードを挿入し、走行データを後で手動で回収・出力する必要があります。 - クラウド型
データをインターネット上のクラウドに保存するタイプ。全国どこからでもリアルタイムで確認でき、ID・パスワード管理によりセキュリティも万全です。
■デジタコの基本機能
デジタコには、安全運転の支援や業務管理に欠かせない基本機能が備わっています。
- 速度・時間・距離の集計
法定3要素である「速度・時間・距離」を正確に記録し、走行状況や連続運転時間を把握可能。 - 急発進・急加速の記録
急な動きを自動で検出・記録。危険運転の傾向把握やドライバー指導に役立ちます。 - ドア開閉の記録・イベント録画
ドアの開閉など衝撃を検知すると、自動で録画を開始。不正開閉や異常事態の把握に活用できます。
■デジタコの拡張機能
最新のデジタコには、多彩な拡張機能が搭載されています。
- インターネット経由のリアルタイム解析
クラウド型なら、リアルタイムで位置や運行データを確認可能。映像データの確認や安全指導にも活用できます。 - 急ブレーキ多発マップ
急ブレーキの多いエリアを自動で分析・可視化し、音声による注意喚起でリスク回避を促します。 - 音声通話機能
外部機器を設置するだけで、事務所とドライバー間の音声通話が可能。無線免許も不要で、導入も簡単です。
■デジタコを活用する方法
デジタコを導入することで、次のような業務改善が期待できます。
- 運転日報・明細表の自動作成
速度・急ブレーキなどの運転データを自動でグラフ化。労務管理や安全運転指導に活用されます。 - リアルタイム運行管理
車両の現在位置や配送状況を即時に把握可能。緊急時の対応や最適な配送ルートの判断にも役立ちます。 - 労務状況の分析と健康管理
ドライバーの拘束時間・休憩時間を正確に記録し、適正な労働環境を整えるための基礎データとして活用できます。
■まとめ
デジタコは単なる運行記録装置ではなく、安全運転支援や業務効率化、さらには労働環境の改善にも貢献する重要なツールです。2025年の最新機能を取り入れ、自社に最適なデジタコ運用を見直すことで、より安全で快適な運行管理を実現しましょう。