■ドラレコのSDカードは寿命に注意!どんなSDカードを選ぶべき?
ドライブレコーダーにSDカードを使用している場合、意外と見落としがちなのが「SDカードの寿命」です。SDカードは消耗品であり、定期的な交換やフォーマットが必要不可欠です。ここでは、SDカードの寿命の目安や、選び方のポイントについて詳しくご紹介します。
■SDカードの寿命と交換タイミング
- SDカードの寿命は平均2〜3年
多くのメーカーが5〜10年としていますが、ドラレコのような書き込み頻度の高い用途では2〜3年での交換が推奨されます。特にあおり運転や事故など“いざというとき”に録画されていないと、設置の意味がなくなります。 - 劣化の原因は「上書き」と「温度」
録画データの頻繁な上書きや、夏冬の車内温度(−20℃〜+80℃以上)によるダメージも寿命を縮める要因です。耐久性に優れた「車載用高耐久SDカード」を使用することが推奨されます。 - 定期的な「フォーマット」が延命のカギ
SDカードの定期的なフォーマット(初期化)を行うことで、書き込みエラーやファイル断片化を防ぎ、寿命を伸ばす効果があります。メーカー推奨は月1回程度です。
■SDカード選びで重視すべきポイント
- 容量
録画時間を長く保つためには、容量は64GB以上がおすすめ。最低でも8GB以上を選びましょう。 - フラッシュメモリの種類
書き換え耐性が高い「MLC(Multi Level Cell)」タイプを選ぶと寿命が長持ちします。廉価な「TLC」は耐久性が低く、ドラレコ用途には不向きです。 - 耐環境性
「車載用」「高耐久」と記載された製品は、-25℃〜85℃の広い温度帯、振動、衝撃への耐性を持っています。 - ドラレコの対応規格
SD/SDHC/SDXC、UHSスピードクラス(例:Class10/U1/U3など)など、ドラレコごとの仕様に合ったカードを選ぶ必要があります。必ず取扱説明書の対応情報を確認してください。
■まとめ
SDカードはドラレコの心臓部とも言える重要なパーツです。信頼できる高耐久タイプを選び、定期的な交換やフォーマットを行うことで、大切な映像をしっかり記録することができます。いざというときに備え、SDカードの状態を日頃からチェックしておきましょう。